虹の始点を観た私は虹を忘れない

虹の始点を観た私は虹を忘れない

昔、30代前半に母親元の台湾に戻った頃、超巨大台風に出くわしたことがあり、命からがら助かったやや危険な思い出がある。

台湾南部で読経する仏教&土着宗教の修行に母と出かけたところが台風ドンピシャで、近くの避難場所に避難し、帰宅困難に陥っていた日々の合間に超巨大台風がようやく去り、晴れた日に、虹の始点を観たのだ。

丁度、目の前に広がる草原から虹が上り、オズの魔法使いの様な景色を目撃。本当に、全てが丸く収まった様な、美しい景色だった。

結局、美しい虹の始点を観ただけで、特に良いことは起きなかったけど、奇妙な経験として、忘れることはないだろう。

やや危険な台風経験は過ぎてしまえば笑えるけど、そこにいた最中は、自分も川の濁流に呑まれるんじゃないかと、ハラハラしたものだ。

当時、持たされた台湾のガラケーに写真があるはずだけど、犠牲者が多かった台風なので、撮った写真をほとんどそのままにし、発表はしていないし、見てもいない。

ところで、銭ゲバ連中は、そんな写真すら盗んでは、自分らの体験の様に騙るのだろうな?